クレジットカードの仕組みはどうなっているの?
「クレジットカードは怖いから持たない方がいい!」と言う人の中には、クレジットカードのそもそもの仕組みを知らない人が少なくありません。この機会に、クレジットカードの仕組みについて知りましょう。クレジットカードに対する不安や懸念や偏見が解消されるでしょう。
カード払いとは「信用」で代金を後払いにすること
買いたいものが目の前にあるのに財布を忘れた!とか、給料日直前でそもそも財布の中にお金がない!といった経験ってありますよね。そんな時に頼れる友人がポケットからさっとお金を出して、「君を信用してるから貸してあげる、あとで返してくれればいいから」と言ってくれたとしたら、どうでしょう?
クレジットカードとはまさにそんな「友人」に相当します。もし1ヶ月以内に(つまり次の銀行の引落日までに)返す(銀行に入金する)ことにより1回で返せば(1回払)、借りた分の利息は不要です。
こういったことが実現できるのは、つまり友人があなたを「信用」しているからです。
クレジットカード会社の得意客は支払いが遅れる人
とはいえ、「友人」からお金を借りたものの、何かの理由で1ヶ月後に返せなかったら、利息を足して返さなければなりません。正直なところ、そういう人たちがクレジットカード会社の得意客としてクレジットカード会社を支えています。
じゃあ1ヶ月以内にちゃんと借りを返す律儀な人、つまり1回払いで利息を全く払わない人が悪い客かと言うとそうではありません。その場合でもクレジットカード会社は加盟店(クレジットカードが使えるお店)から決済金額に応じた手数料を得ています。通常は1〜5%程度です。
クレジットカード対応店が急増中
最近ではクレジットカード対応でないお店を敬遠する人も増えており、そうでなくてもクレジット対応でないお店で高額の商品を現金で買うことはますますまれになっています。
店舗側も集客の一環としてクレジットカード対応を進める中、これまでになく多くの人が決済を現金ではなくクレジットカードで行うようになっています。
みんながVISAのクレジットカードを作りたがる理由
もしあなたがクレジットカードを作ることにしたなら、まずはVISAのカードを作るといいでしょう。この国際カードブランドはビザ(VISA)・マスター(MASTER)・ジェーシービー(JCB)の3つが主流で、普通のお店であればどれも通用するはずなのですが、まれに対応している国際ブランドが限定されていることがあります。
ひと昔前であれば日本発のJCBのみ対応というお店が少なくなかったのですが、今では逆にVISAのみ対応という場合の方が多いのです。またVISAであれば海外でもそのまま利用できる国が非常に多いので、どうせならVISAを作っておこう、と考える人が多い傾向にあります。
クレジットカードがどのような仕組みになっているかの解説でした
クレジットカードは正しく使えば非常に便利な仕組みです。自分の毎月の支払い能力を把握して必要以上に使わないようにだけ注意するべきで、基本的に非常にスマートで便利なものです。
どうしてこのような仕組みが成り立っているのかという本質を理解していれば、使いこなすことができるはずです。これを機会に少しずつクレジットカードについて詳しくなっていきましょう。